昭和住宅は2023年にSHOWA GROUPへ社名変更した、兵庫県加古川市を本拠とする地域密着型ハウスメーカーです。1957年の創業から60年以上の歴史を持ち、戸建て累計29,000棟超の施工実績があります。
注文住宅ではHEAT20 G2グレードの高断熱仕様「SUGOIE」、セミオーダー型の「RAKUIE」を展開。耐震等級3と制震装置Kダンパーの標準搭載、長期優良住宅対応など住宅性能面で高い評価を受けています。
一方で「施工品質にばらつきがある」「担当者によって対応に差がある」といった声も見られます。ここからは昭和住宅の口コミ・評判を良い面と気になる面の両方から整理し、坪単価や商品ラインナップ、メリット・デメリットまでFP兼宅建士の視点で解説します。
最悪の噂は本当?昭和住宅の「やばい」「後悔」をFP兼宅建士が検証

ネットで「昭和住宅」と検索すると「やばい」「後悔」といったキーワードが目に入ります。結論から言うと、昭和住宅だけに特有の致命的な欠陥があるわけではありません。注文住宅という商品特性と、施主側の事前確認不足が重なった結果、ネガティブな声が生まれやすい構造があります。
なぜ「やばい」「後悔」が検索されるのか
注文住宅は完成品を見てから購入する建売住宅とは異なり、図面と仕様書だけで数千万円の契約を結びます。完成後に「イメージと違った」と感じやすい商品特性が、ネガティブ検索が増える背景にあります。
昭和住宅に限らず、注文住宅メーカー全般に共通する「後悔」の原因をまとめると、以下の3点に集約されます。
1つ目は住宅性能の体感差です。断熱性能や気密性能は、使用する断熱材・窓の種類・施工精度・間取り・地域の気候条件など多くの変数で変わります。カタログ上の数値と実際の体感にギャップが生じ、「思ったほど暖かくない」と感じるケースがあります。
2つ目はコスト管理の難しさ。自由設計で間取りやオプションの選択肢が多いほど、打ち合わせの過程で費用が膨らみがちです。「本体工事費だけ」を見て契約し、付帯工事や外構工事の費用を把握していなかった場合に「予算オーバー」となりやすい構造です。
3つ目は担当者との相性。地域密着型の住宅会社では、営業・設計・施工管理の担当者が少人数で対応することが多く、担当者個人の経験値やコミュニケーション力が満足度に直結します。相性が合わないまま進めてしまうと不満が蓄積しやすくなります。
検証結果
昭和住宅で「後悔した」「やばい」と感じた人がいるのは事実です。ただし、その大半は昭和住宅固有の問題ではなく、「仕様の選び方」「予算管理」「担当者との意思疎通」に起因するもの。これは他社でも同様に起こり得る注文住宅全般のリスクです。
むしろ昭和住宅はSUGOIEシリーズでHEAT20 G2グレード・耐震等級3・制震装置Kダンパーを標準搭載しており、住宅性能のベースラインは高い水準にあります。加古川市の「地域ビルダーランキング着工棟数No.1」を7回受賞している点も、施工体制への一定の信頼を示す指標です。
後悔を避けるためには、以下の4点を契約前に必ず確認してください。
- 本体工事費+付帯工事+外構+オプションを含む総額の把握
- SUGOIEとRAKUIEの性能差・価格差の理解
- 断熱・気密・耐震の具体的な仕様書の確認
- 担当者との打ち合わせ頻度・連絡方法の事前取り決め
これらを押さえておけば、昭和住宅は性能・コスト・サポートのバランスが取れた有力な選択肢になり得ます。
昭和住宅の良い評判・口コミ

昭和住宅で実際に家を建てた方々の声を、複数の口コミサイトやSNSから調査しました。まずはポジティブな評判から整理します。
1.コストパフォーマンスへの満足度が高い
昭和住宅の口コミで最も多いのが、価格と性能のバランスに対する満足の声です。「同じ予算で他社より広く、性能の高い家が建てられた」「標準仕様のままでも断熱性や耐震性に不安がなかった」といった評価が目立ちます。
SUGOIEシリーズはHEAT20 G2グレードの断熱性能と耐震等級3を標準仕様でクリアしています。これは大手ハウスメーカーのハイグレード商品と同等以上の性能水準。それを地域密着型の価格帯で提供している点が、コストパフォーマンスの高さにつながっています。
セミオーダー型のRAKUIEでもHEAT20 G1グレードが標準で、ZEH基準を満たす省エネ性能を備えています。「最初は大手メーカーしか見ていなかったが、同等の性能で数百万円安く建てられた」という口コミもあり、初めて注文住宅を建てる方にとってはコスト面の安心材料になっています。
2.断熱・気密性能を実感する声
住宅性能に関する口コミで特に多いのが、冬場の暖かさに関する評価です。「冬でも寒い家とは感じない」「エアコン1台で家全体が暖まる」「結露がほとんど出ない」といった声が複数確認できます。
SUGOIEの断熱仕様を具体的に見ると、壁には現場発泡ウレタン断熱材、床にはビーズ法ポリスチレンフォーム「サットフォーム」を採用。窓はLow-E複層ガラスとアルゴンガス入りの高性能樹脂窓「APW300」で、夏の太陽熱を60%以上カットする設計です。UA値は施工例で0.46W/㎡・Kを記録しています。
耐震面でも「耐震等級3の認定があるので火災保険が割引になった」「制震装置が入っているので地震の揺れが小さく感じる」という声があります。耐震等級3に加え、国土交通大臣認定の制震装置Kダンパーを標準搭載しており、壁倍率3.3倍の耐力壁として機能。耐震と制震の二重構造で地震対策を講じている点は、他社との差別化ポイントです。
3.デザイン・間取りの自由度
設計の自由度に関する満足度も高い傾向です。「家事動線にこだわった間取りを実現できた」「収納スペースを多めに確保してもらえた」「外観の色や素材を細かく選べて、理想のデザインに仕上がった」といった声が見られます。
SUGOIEはフルオーダーの自由設計で、間取り・外観・内装を一から設計可能。敷地条件やライフスタイルに合わせて、平屋・2階建て・北欧スタイル・和モダンなど幅広いデザインに対応しています。RAKUIEはプロが厳選した基本プランをベースに、必要な部分だけカスタマイズするスタイル。打ち合わせ回数を抑えながら、注文住宅ならではの「自分らしさ」を反映できる仕組みになっています。
「個性的なデザインを望んでいたが、斬新な外観と理想的な内装を実現してもらえた」という口コミからは、定番プランだけでなく施主のこだわりに柔軟に応える対応力がうかがえます。
4.担当者の対応力への評価
担当者の対応に関するポジティブな口コミも目立ちます。「スタッフの対応が最初から最後まで良かった。引っ越し後も気にかけてくれて、一生のパートナーになりそうだと感じた」「初めての家づくりで不安だらけだったが、資金計画から丁寧に説明してくれた」といった声があります。
地域密着型の施工体制のため、営業担当・設計士・現場監督との距離が近く、打ち合わせ中の相談や施工途中の仕様変更にも比較的柔軟に対応してもらえるようです。大手ハウスメーカーでは組織が大きい分、担当者間の連携にタイムラグが発生することがありますが、昭和住宅では少人数体制がプラスに働くケースが多いと読み取れます。
設計士が直接ヒアリングを行う「SUGOIE」では、希望を丁寧に汲み取りながら設計を進めるフローが整っており、「打ち合わせの回数が多いぶん、細かい希望まで反映してもらえた」という評価もあります。
5.アフターサービス・保証の安心感
昭和住宅の保証制度は20年保証が基本で、有償メンテナンスを継続することで最長60年まで延長できます。引き渡し後2年以内に3回の定期点検が実施され、24時間365日対応のコールセンターも設置。メンテナンス記録表の作成・提供も行っています。
口コミでは「入居後に気になった箇所をすぐ見に来てくれた」「保証内容が明確で、契約前に安心できた」という声が見られます。住宅の保証は購入後の安心感に直結するため、20年保証を標準としている点は評価できるポイントです。
長期優良住宅に認定されている場合は、構造躯体と雨水浸入防止に関する瑕疵担保責任が手厚くなるため、万一のトラブル時にも制度的な保護が受けられます。
6.施工スケジュールの正確さ
「打ち合わせから完成まで予定通りに進んだ」「引き渡し日がずれなかったので、仮住まいの費用が想定内で収まった」という声も確認できます。施工スケジュールが守られるかどうかは、仮住まい費用や引越し時期に直結する重要な要素です。
昭和住宅は施工エリアを兵庫県・大阪府を中心に集中させている分、資材の調達や職人の手配を効率化しやすい体制を構築しています。遠方の現場を掛け持ちする大手メーカーと比べ、現場管理の目が行き届きやすいという利点があるようです。
注文住宅の工期は一般的に4〜6か月程度が目安。SUGOIEのように打ち合わせ回数が多いフルオーダー型はやや長く、RAKUIEのように基本プランベースのセミオーダー型は比較的短い工期で完成する傾向があります。
昭和住宅の気になる口コミ

良い評判だけでなく、気になる声も含めて把握しておくことが失敗を防ぐ第一歩です。ここからは昭和住宅に関するネガティブ寄りの口コミを整理します。
1.施工・仕上がりに関する指摘
口コミの中には「壁の仕上げやクロスの貼り方が雑に感じた」「建具の建付けが微妙にずれていた」という声が見られます。施工の丁寧さは、担当する職人の技術力や現場監督の管理体制に左右される部分が大きく、同じ会社でも現場ごとに差が出ることがあります。
このリスクを減らすには、施工中に現場を定期的に訪問し、気になる点をその場で指摘することが有効です。引き渡し前の完成検査では、チェックリストを用意して一つずつ確認すると見落としを防げます。
有名な会社ほどネット上では良い口コミも悪い口コミも目立ちやすい面があります。実績のある会社ほど利用者が多い分、一部の声がピックアップされやすいという側面も理解した上で、ネットの情報を鵜呑みにせず自分で確かめることが大切です。
2.アフターサービスの対応速度
「雨漏りで連絡したが、対応までに時間がかかった」「何度連絡しても修繕が完了しない」といった口コミが一部で確認できます。特に台風シーズンなど自然災害が集中する時期は、修繕依頼が殺到し対応が遅れるケースがどの住宅会社でも起こり得ます。
昭和住宅は24時間365日のコールセンターを設けていますが、緊急性の高い不具合についてはコールセンターだけでなく、担当支店に直接連絡する方が早い場合があります。引き渡し時に緊急連絡先を確認し、連絡手段を複数確保しておくことを推奨します。
20年保証の対象範囲や免責事項は契約書に明記されています。保証が適用される条件と適用外の条件を事前に理解しておけば、万一のときにスムーズな対応を引き出しやすくなります。
3.断熱・快適性の期待値とのギャップ
「思ったほど暖かくなかった」「夏の冷房効率が期待より低い」という声もあります。SUGOIEはHEAT20 G2グレードで高い断熱性能を持ちますが、RAKUIEはG1グレードのため体感に差が出る場合があります。
断熱性能は数値だけでなく、間取りの開放度・窓の大きさと方角・換気システムの種類・住む地域の気候条件によって体感が変わります。吹き抜けやリビング階段を採用すると空間が広がる反面、暖気が上階に逃げやすくなることも。設計段階で断熱性能と間取りのバランスを担当者と十分に話し合っておくことが重要です。
UA値やC値の具体的な数値を契約前に書面で確認し、「この間取りでどの程度の冷暖房効率が見込めるか」をシミュレーションしてもらうと、入居後のギャップを減らせます。
4.見積もりと総額の差
「最初の見積もりより最終的な総額が数百万円上がった」という口コミは、昭和住宅に限らず注文住宅全般で見られる典型的な不満です。注文住宅では打ち合わせを重ねるうちにオプションや仕様変更が積み重なり、当初の概算見積もりから費用が膨らむケースが少なくありません。
昭和住宅の場合、SUGOIEの標準仕様は性能面で充実していますが、キッチンや浴室のグレードアップ、外構工事、カーテン・照明・エアコンなどは別途費用がかかることが一般的です。見積もり段階で「本体工事費+付帯工事費+外構費+諸費用」の4項目を含んだ総額を提示してもらい、追加費用が発生する可能性のある項目をリスト化しておくと安心です。
契約前にFP相談を受け、住宅ローンの返済計画と手元資金のバランスを確認しておくこともコスト管理の基本になります。
5.担当者による対応差
「担当者が親身だった」という口コミがある一方で、「連絡がつきにくい」「細かい希望が反映されなかった」という不満も散見されます。担当者の経験値やコミュニケーションスタイルによって満足度に差が出るのは、住宅業界全体に共通する課題です。
対策としては、初回の相談時に担当者の経験年数や過去の担当棟数を聞いておくこと。打ち合わせ内容を毎回書面で記録し、双方で確認する習慣をつけることで認識のズレを防げます。万一、担当者との相性が合わないと感じた場合は、支店長や別のスタッフへの変更を依頼することも選択肢のひとつです。
総合評価

昭和住宅は1957年創業、グループ売上高223億円、戸建て累計29,000棟超の実績を持つ総合住宅メーカーです。ここまでの口コミを踏まえ、5つの観点で総合評価をまとめます。
1.コストパフォーマンスの評価
SUGOIEの標準仕様にはHEAT20 G2・耐震等級3・Kダンパー・APW300窓・長期優良住宅対応が含まれています。大手ハウスメーカーでこれらを全て標準装備にしようとすると、追加オプション費用がかさむケースが多い中、昭和住宅はパッケージとして提供。グループ売上223億円規模のスケールメリットを活かした資材調達力が、価格と性能の両立を可能にしています。
RAKUIEは打ち合わせ工数を圧縮し、設計・施工の効率化によってコストダウンを実現する商品です。性能はG1グレードとSUGOIEより一段下がりますが、ZEH基準はクリアしており、予算重視の方には現実的な選択肢になります。
2.住宅性能の評価
SUGOIEのUA値0.46W/㎡・Kは、ZEH基準の0.6W/㎡・K、HEAT20 G1の0.56W/㎡・Kを大きく下回る数値で、G2グレードに十分到達しています。壁には現場発泡ウレタン断熱材を隙間なく充填し、床にはサットフォーム、窓にはAPW300を採用。断熱材・窓・施工法の三位一体で高い断熱性能を実現しています。
耐震面では木造軸組構造に耐震等級3を確保し、制震装置Kダンパーで地震エネルギーを吸収する二重構造。基礎は高耐久ベタ基礎とキソパッキング工法で、床下換気と耐久性を両立しています。
長期優良住宅認定にも対応しているため、住宅ローン控除の拡充や固定資産税の減額特例など、税制面でのメリットも受けられます。
3.デザイン・設計の自由度の評価
SUGOIEは完全自由設計で、間取り・外観・内装の全てを施主の希望に合わせて設計します。平屋・2階建て・3階建て、和モダン・北欧スタイル・ブルックリンスタイルなど幅広いテイストに対応できる点は大手メーカーに引けを取りません。
RAKUIEはプロが厳選した基本プランをベースにカスタマイズするスタイルで、「ゼロから考える時間がない」「打ち合わせ回数を減らしたい」という共働き世帯や子育て世帯に向いています。完全な自由設計と比べると選択の幅は狭まりますが、「プロの提案をベースに微調整する」という効率的な家づくりが可能です。
設備メーカーはPanasonic、LIXIL、TOTO、タカラスタンダードなど大手メーカーの製品から選択でき、キッチン・浴室・洗面台のグレードを施主の好みで組み合わせられます。
4.担当者・施工体制の評価
地域密着型ゆえの「距離の近さ」は、担当者の対応力という面ではプラスに働いています。大手メーカーのように組織の階層が深くないため、施主の声が設計・施工の現場にダイレクトに届きやすい構造です。
一方で前述のとおり、担当者個人の力量に依存しやすい面もあります。支店ごとにスタッフの経験値にばらつきがあるため、可能であれば複数の支店を訪問して比較し、信頼できる担当者を見つけることが満足度を高めるコツです。
5.アフターサービス・保証の評価
20年保証を基本に最長60年まで延長可能な保証体制、24時間365日のコールセンター、引き渡し後2年以内に3回の定期点検と、制度面は手厚い印象です。メンテナンス記録表を作成・提供している点も、長期的な住宅管理に役立ちます。
口コミでは「迅速に対応してもらえた」という声と「対応が遅かった」という声が混在しています。保証制度の枠組み自体は整っているため、実際のサービス品質は支店や担当者の体制次第と見るのが妥当です。契約前に保証書のサンプルを確認し、対象範囲と免責事項を把握しておくことが重要です。
昭和住宅の注文住宅の失敗しない選び方|5つのチェックポイント

昭和住宅で注文住宅を建てる際、後悔しないために押さえておきたい5つのチェックポイントを解説します。
1.契約前に総額と費用内訳を確認する
注文住宅の見積書は「本体工事費」だけが強調されがちですが、実際の支払額はそこに付帯工事費・外構工事費・設備オプション費・諸費用が加わります。昭和住宅の場合、SUGOIEの標準仕様が充実しているぶん本体工事費でのコスパは高い一方、外構やカーテン・照明・エアコンは別途になるケースが一般的です。
見積もり段階で以下の4項目を含んだ「資金計画書」を作成してもらいましょう。
- 本体工事費:建物本体の建築費用
- 付帯工事費:地盤改良・給排水・仮設工事など
- 外構工事費:駐車場・フェンス・植栽など
- 諸費用:登記費用・住宅ローン手数料・火災保険など
この4項目の合計が「実際に必要な総額」です。本体工事費だけを見て「安い」と判断すると、後から費用が積み上がって予算オーバーになるリスクがあります。
2.SUGOIEとRAKUIEの性能差を理解する
昭和住宅の注文住宅は大きくSUGOIEとRAKUIEの2ラインに分かれ、断熱グレード・設計自由度・打ち合わせ回数・価格帯が異なります。この違いを理解せずに「昭和住宅は高い」「性能が低い」と判断するのは早計です。
| 項目 | SUGOIE | RAKUIE |
| 断熱グレード | HEAT20 G2 | HEAT20 G1 |
| 設計方式 | 完全自由設計 | セミオーダー |
| 打ち合わせ | 回数多め・じっくり型 | 効率重視・短期決定型 |
| 向いている人 | 性能・デザインを妥協したくない方 | コスト・スピード重視の方 |
SUGOIEはG2グレードの断熱性能と完全自由設計が魅力ですが、打ち合わせ期間が長くなるぶん時間的コストもかかります。RAKUIEはG1グレードですがZEH基準はクリアしており、共働きで打ち合わせ時間が限られる世帯にはむしろ合理的な選択肢。予算と優先順位を明確にした上で、どちらのラインが自分に合うかを判断してください。
3.設計・間取りの優先順位を整理する
自由度が高いことは注文住宅のメリットですが、裏を返せば「何を選べばいいか分からない」という状態にもなりやすいです。事前に家族で「絶対に譲れない条件」「できれば実現したい条件」「予算次第で妥協できる条件」の3段階に分けて整理しておくと、打ち合わせが効率的に進みます。
具体的には、以下のような項目をリスト化しておくのが有効です。
- 部屋数と各部屋の広さ
- 家事動線の優先度:回遊動線・ランドリールーム・パントリーなど
- 収納量:ウォークインクローゼット・シューズクローク・小屋裏収納など
- 外観デザインの方向性:和モダン・北欧・シンプルモダンなど
- 将来の変化への対応:子ども部屋の可変性・バリアフリー化など
この優先順位表を担当者と共有することで、限られた予算内で満足度の高い間取りを実現しやすくなります。昭和住宅のSUGOIEでは設計士が直接ヒアリングを行うため、優先順位が明確であるほど提案の精度が上がります。
4.担当者や施工体制を確認する
口コミで「対応にばらつきがある」という声がある以上、担当者選びは重要なポイントです。初回相談時に以下を確認しておくと、後のトラブルを防げます。
- 担当者の経験年数と過去の担当棟数
- 設計・施工・アフターの担当がそれぞれ誰か
- 打ち合わせの頻度と1回あたりの所要時間
- 施工中の現場見学は可能か
- 連絡手段はメール・電話・LINEのどれが使えるか
昭和住宅は兵庫を中心に大阪・神戸・姫路・岡山・福岡に支店を構えています。複数の支店を訪問して比較するのも有効です。特にモデルハウス「KATARIE」の見学では、実際の施工品質や仕上がりを自分の目で確認できます。
5.保証・アフターサービスの内容を把握する
昭和住宅は20年保証が基本ですが、保証の対象範囲は構造躯体・雨水浸入防止・設備など項目ごとに期間が異なります。「20年保証」という言葉だけで安心せず、以下を契約前に確認してください。
- 構造躯体の保証期間と延長条件
- 設備の保証期間:給湯器・エアコン・水回りなど
- 定期点検のスケジュール:引き渡し後2年以内に3回が基本
- 有償メンテナンスの費用目安
- 最長60年保証の延長条件と費用
保証の詳細は口頭説明だけでなく、必ず書面で受け取ること。保証書のサンプルを事前にもらい、免責事項を確認しておくと入居後のトラブル対応がスムーズになります。
昭和住宅の坪単価と価格帯をFP兼宅建士が解説

昭和住宅の坪単価は公式サイトで明示されていないため、口コミサイトや施工事例から推定する形になります。ここではFP兼宅建士の視点で、2026年現在の価格帯を整理します。
坪単価の目安
複数の口コミサイトや住宅情報サイトの情報を総合すると、昭和住宅の注文住宅の坪単価は以下のような範囲が目安とされています。
- SUGOIE:坪単価80万〜100万円前後が目安
- RAKUIE:SUGOIEより低い価格帯で、効率化によるコストダウンが特徴
- DEZAMO:建売住宅のため土地込みで坪単価100万〜150万円程度
これらはあくまで目安であり、建築地・延床面積・仕様・オプションによって大きく変動します。昭和住宅は各支店で仕様が異なる場合があるため、正確な価格は見積もりで確認する必要があります。
2020年代に入ってからの建材価格・人件費の高騰は住宅業界全体に影響しており、数年前のネット上の坪単価情報は参考程度にとどめるのが賢明です。2026年現在の正確な価格は、必ず直接の見積もりで確認してください。
建物タイプ別の価格帯
昭和住宅の注文住宅の総額は、建物の規模と仕様によって以下のような傾向があります。以下は土地代を含まない建物本体+付帯工事費の概算です。
| 建物タイプ | 延床面積の目安 | 総額の目安 |
| コンパクト住宅 | 25坪前後 | 2,000万〜2,500万円 |
| 標準的な2階建て | 30〜35坪 | 2,500万〜3,500万円 |
| ゆとりのある住宅 | 35〜40坪 | 3,200万〜4,000万円 |
| 高グレード仕様 | 40坪以上 | 4,000万円以上 |
上記に加え、外構工事費が100万〜300万円、諸費用が150万〜250万円程度かかるのが一般的です。「総額で3,000万円以内」を想定している場合は、本体工事費を2,500万円程度に抑える必要がある計算になります。
昭和住宅のSUGOIEはHEAT20 G2・耐震等級3・Kダンパーが標準仕様に含まれるため、他社で同等の性能をオプションで追加した場合と比較すると、トータルでは割安になるケースもあります。見積もりは単純な坪単価ではなく、「同じ性能・仕様で他社と比較したときの総額」で判断することが重要です。
コストを抑えるポイント
昭和住宅で建築費用を抑えるための具体的な方法を4つ紹介します。
1つ目は、標準仕様を最大限活用すること。SUGOIEは標準仕様の性能が高いため、追加オプションを最小限に抑えても快適な住環境を確保できます。「あれもこれも」とオプションを追加するとコストが急上昇するため、本当に必要な設備だけに絞りましょう。
2つ目は、RAKUIEの検討です。SUGOIEと比べて断熱グレードは一段下がりますが、ZEH基準はクリアしています。打ち合わせ工数が減るぶん人件費も圧縮され、同じ延床面積なら数百万円の差が出る場合も。「G1グレードで十分」と判断できるなら、RAKUIEは合理的な選択肢です。
3つ目は、建物形状のシンプル化。凹凸の多い外観や複雑な屋根形状は建築コストを押し上げます。総2階・切妻屋根のシンプルな形状にすることで、構造材や外壁材の使用量を抑えられます。
4つ目は、外構を段階的に施工すること。入居時は最低限の外構で済ませ、住みながら必要な部分を追加する方法。初期費用を抑えつつ、実際の生活動線に合った外構計画を立てられるメリットもあります。
他社と比較して価格は高い?安い?
昭和住宅の価格帯を同エリアの他社と比較すると、以下のような位置づけになります。
| 比較対象 | 坪単価の目安 | 昭和住宅との比較 |
| 大手ハウスメーカー | 90万〜130万円 | 大手と同等の性能をやや低い価格帯で提供 |
| 中堅ハウスメーカー | 70万〜100万円 | 同価格帯で性能面の優位性あり |
| ローコスト住宅メーカー | 40万〜60万円 | 価格は高いが標準仕様の性能で大きな差 |
| 地域密着型工務店 | 60万〜90万円 | 同等かやや高いが保証体制で差別化 |
昭和住宅の強みは「大手メーカー級の性能を、中堅メーカーの価格帯で提供できる」点にあります。特にSUGOIEのHEAT20 G2・耐震等級3・Kダンパー標準搭載は、同価格帯の他社ではオプション扱いになることが多い仕様です。
逆に、坪単価40万〜50万円台のローコスト住宅を求める方には価格面で合いません。性能よりも「とにかく安く建てたい」という方は、ローコスト系メーカーを比較対象に加える方が現実的です。
昭和住宅のラインナップを比較|主力商品シリーズ

昭和住宅の住宅商品は、注文住宅2ライン+建売住宅1ラインの3本柱で構成されています。それぞれの特徴と向いている人を整理します。
| 商品名 | タイプ | 断熱グレード | 設計方式 | 主な特徴 |
| SUGOIE(スゴイエ) | 注文住宅 | HEAT20 G2 | 完全自由設計 | 性能とデザインを妥協しないフルオーダー型。耐震等級3+Kダンパー、APW300窓、ZEH超の省エネ性能、長期優良住宅対応が全て標準仕様 |
| RAKUIE(ラクイエ) | 注文住宅 | HEAT20 G1 | セミオーダー | プロが厳選した基本プランをベースにカスタマイズ。打ち合わせ回数を圧縮し、工期も短縮。共働き・子育て世帯向け |
| DEZAMO(デザモ) | 建売住宅 | HEAT20 G1 | 完成済み | プロデザイナーによるトータルコーディネート。完成物件を見てから購入でき、即入居可能。注文住宅ノウハウを活かした設計 |
SUGOIE(スゴイエ)の特徴
SUGOIEは昭和住宅の最上位ブランドで、「すごい性能、すごい家」をコンセプトに掲げています。HEAT20 G2グレードの断熱性能、耐震等級3+制震装置Kダンパー、高性能樹脂窓APW300、長期優良住宅認定への対応が全て標準仕様に含まれている点が最大の特徴です。
設計は施主の希望を丁寧にヒアリングし、ゼロから間取りを作り上げるフルオーダー方式。打ち合わせ回数が多くなるため時間はかかりますが、「こだわりを妥協したくない」という方には最適です。平屋・2階建て・和モダン・北欧スタイルなど、幅広いデザインテイストに対応できます。
ZEH基準を上回る省エネ性能により、太陽光発電を搭載すればネット・ゼロ・エネルギー住宅の実現も可能。光熱費の削減効果が住宅ローンの負担軽減にもつながる設計になっています。
RAKUIE(ラクイエ)の特徴
RAKUIEは「タイムパフォーマンスとコストパフォーマンスに優れた住まい」をコンセプトにしたセミオーダー型注文住宅です。プロが厳選した基本プランから選び、間取りや内装を必要に応じてカスタマイズする方式で、注文住宅と建売住宅の利点を融合したハイブリッド型とも呼ばれています。
断熱グレードはHEAT20 G1で、ZEH基準を満たす省エネ性能を確保。SUGOIEよりも打ち合わせ回数が少なく、設計から引き渡しまでの期間も短くなる傾向があります。「忙しくて何度も打ち合わせに行けない」「プロの提案をベースに選びたい」という方に向いている商品です。
完全な自由設計ではないため、間取りの制約がSUGOIEよりも大きくなる場合がありますが、基本プランの品質が高いため、「ゼロから考えるより、良い選択肢の中から選ぶ方が安心」という方には合理的な選択になります。
DEZAMO(デザモ)の特徴
DEZAMOは昭和住宅の建売住宅ブランドです。注文住宅のラインナップではありませんが、注文住宅で培った設計ノウハウとHEAT20 G1グレードの断熱性能を建売住宅にも反映しています。
プロのデザイナーがトータルコーディネートを行い、外観・内装・設備の統一感が高いのが特徴。完成した実物を見学してから購入を決められるため、「図面だけでは不安」「実際の広さや日当たりを確認したい」という方に適しています。即入居可能なため、転勤や入学時期に合わせた住み替えにも対応しやすいメリットがあります。
昭和住宅の対応エリア・展開スタイル

対応エリアの概要
昭和住宅の施工エリアは兵庫県を中心に、大阪府にも広がっています。主な対応エリアは加古川市・明石市・姫路市・高砂市・神戸市・三木市・小野市・稲美町・播磨町など兵庫県南部の広い範囲。大阪支店では大阪府内の施工にも対応しています。
支店と拠点の一覧は以下のとおりです。
- 本社:兵庫県加古川市平岡町新在家117
- 大阪支店:大阪府内の注文住宅・分譲住宅に対応
- 神戸支店:神戸市を中心に対応
- 姫路支店:姫路市・高砂市・加古川市西部に対応
- 岡山支店:岡山県内に対応
- 福岡支店:福岡県内に対応
- 東京支店:投資不動産・アセット事業が中心
- 住まいの広場明石店:モデルハウス展示
展示場・モデルハウスの活用
昭和住宅は「KATARIE」というモデルハウスを展開しており、SUGOIEの住宅性能やデザインを実際に体感できます。カタログや図面だけでは分からない断熱性能の体感、空間の広さ、設備のグレード感を現場で確認できるため、契約前に一度は訪問することを推奨します。
地域密着型のため、施工エリア内であれば担当者や現場との距離が近く、打ち合わせや施工中の確認がスムーズに行えるというメリットがあります。逆に対応エリア外の場合は施工やアフターサポートが受けられないため、建築予定地が対応エリア内かどうかは最初に確認すべきポイントです。
昭和住宅のメリットとデメリット

ここまでの調査を踏まえ、昭和住宅のメリットとデメリットを整理します。
メリット(5つ)
1.HEAT20 G2+耐震等級3+Kダンパーが標準仕様
SUGOIEではHEAT20 G2グレードの断熱性能、耐震等級3、制震装置Kダンパーが全て標準仕様に含まれます。大手ハウスメーカーではこれらを全て標準にしている会社は少なく、オプションで追加すると数十万〜100万円以上のコストアップになることも。昭和住宅がこの価格帯でパッケージ提供できるのは、地域集中型の施工体制とグループのスケールメリットによるものです。
2.用途に合わせて選べる3ラインの商品構成
性能重視のSUGOIE、効率重視のRAKUIE、即入居のDEZAMOと、ライフスタイルや予算に応じた選択肢が用意されています。「注文住宅か建売か」の二択ではなく、その間にRAKUIEというセミオーダー型があるため、「注文住宅に興味があるけど打ち合わせの時間が取れない」という方にも対応できる構成です。
3.60年以上の歴史と29,000棟超の施工実績
1957年の創業から60年以上、戸建て累計29,000棟超の施工実績は、兵庫県内の地域ビルダーとしてはトップクラスの数字です。加古川市の「地域ビルダーランキング着工棟数No.1」を7回受賞しており、地元での施工実績と信頼は厚い。グループ売上高223億円規模の経営基盤も、長期保証を提供する上での安心材料になります。
4.20年保証+24時間対応のサポート体制
20年保証を基本に最長60年まで延長可能。引き渡し後2年以内の3回定期点検、24時間365日のコールセンター、メンテナンス記録表の提供と、保証・アフターの枠組みは手厚い内容です。住宅は建てた後のメンテナンスが資産価値を左右するため、保証体制の充実は長期的な安心につながります。
5.長期優良住宅対応による税制メリット
SUGOIEは長期優良住宅の認定に対応しており、住宅ローン控除の拡充、固定資産税の減額特例、不動産取得税の控除拡大、登録免許税の軽減など複数の税制優遇を受けられます。住宅ローン控除では一般住宅より借入限度額が高く設定されるため、年間の控除額が大きくなるケースが多い。これらの税制メリットは、長期的に見ると数百万円の差になることもあります。
デメリット(3つ)
1.施工エリアが限定的
昭和住宅の主な施工エリアは兵庫県・大阪府です。岡山支店や福岡支店もありますが、施工実績は兵庫県内に集中しています。対応エリア外では施工もアフターサポートも受けられないため、建築予定地がエリア内かどうかは最初に確認すべきポイントです。全国対応の大手メーカーと比べると、この点は明確なデメリットになります。
2.担当者による対応差がある
前述のとおり、担当者の経験値やコミュニケーション力によって対応の質に差が出ることがあります。地域密着型の組織規模ゆえに、大手メーカーのように研修体制やマニュアルが画一化されていない可能性があり、担当者次第で満足度が大きく変わるリスクを含んでいます。
複数の支店を訪問して比較する、担当者変更の可否を事前に確認するなど、施主側からも積極的に対策を取ることが重要です。
3.高グレード仕様は総額が上がりやすい
SUGOIEの標準仕様は高性能ですが、キッチン・浴室・洗面台のグレードアップ、床暖房、太陽光発電システム、蓄電池などのオプションを追加すると総額は上がります。「あれもこれも」と追加していくと、当初の予算から大きくオーバーするケースも。
打ち合わせの初期段階で「予算上限」を明確に伝え、オプションは優先順位をつけて取捨選択する姿勢が必要です。入居後に追加できるもの、後からでは対応が難しいものを担当者と一緒に仕分けすることで、予算内での最適解を見つけやすくなります。
昭和住宅の注文住宅がおすすめの人・おすすめしない人

おすすめの人・向いている人
1.兵庫県・大阪府で家を建てる予定の人
昭和住宅の最大の強みは兵庫県を中心とした地域密着の施工体制です。加古川市・明石市・姫路市・神戸市エリアで家を建てる予定がある方は、地元での施工実績と迅速なアフターサポートの恩恵を最大限に受けられます。加古川市で地域ビルダー着工棟数No.1を7回受賞している実績は、エリア内での信頼度を示す裏付けです。
2.断熱・耐震性能を重視するが大手メーカーほどの予算はない人
HEAT20 G2・耐震等級3・Kダンパーを標準仕様で備えたSUGOIEは、性能面で大手メーカーのハイグレード商品に匹敵します。大手メーカーでは同等の仕様にするとオプション費用がかさみ、総額が4,000万〜5,000万円以上になることも珍しくありません。昭和住宅はそれをやや低い価格帯で提供しているため、「性能は妥協したくないが、予算は3,000万〜4,000万円台に収めたい」という方に合致しやすい選択肢です。
3.共働きで打ち合わせ時間が限られている人
RAKUIEはプロが厳選した基本プランをベースに、必要最小限のカスタマイズで注文住宅を建てる商品です。打ち合わせ回数を圧縮できるため、休日ごとに何時間もの打ち合わせに通うのが難しい共働き世帯や子育て世帯に適しています。HEAT20 G1グレードの断熱性能を確保しつつ、工期も短縮できるため「早く入居したい」というニーズにも応えられます。
4.長期保証を重視する人
20年保証を基本に最長60年まで延長できる保証体制は、ローコスト住宅メーカーや小規模工務店と比較すると充実しています。24時間365日対応のコールセンターや定期点検の仕組みも整っているため、「建てた後も安心して暮らしたい」「何かあったときにすぐ対応してほしい」という方にとってはメリットの大きい選択です。
5.初めて注文住宅を建てる人
標準仕様の性能が高いため、「何を選べばいいか分からない」という初心者でも、標準仕様のままで一定水準以上の住宅が建てられます。SUGOIEでは設計士が直接ヒアリングを行うため、漠然としたイメージでも具体的なプランに落とし込んでもらえます。施工エリア内であれば現場見学もしやすく、家づくりの過程を実感しながら進められる点も初心者には心強いポイントです。
おすすめしない人・向いていない人
1.坪単価50万円以下で建てたい人
昭和住宅のSUGOIEは高性能仕様のため、坪単価は80万円台以上が目安とされています。RAKUIEでもそれに近い価格帯です。「とにかく安く建てたい」「坪単価40万〜50万円台で建てたい」という方には、ローコスト住宅を得意とするメーカーの方が選択肢として合っています。ただし、ローコスト住宅では昭和住宅の標準仕様と同等の性能を求めるとオプション費用がかさみ、結果的に大差がないケースもあるため注意が必要です。
2.関西圏以外で建てたい人
昭和住宅の施工実績は兵庫県・大阪府に集中しています。岡山・福岡にも支店がありますが、支店ごとに対応可能な範囲や仕様が異なるため、首都圏・東海・東北など関西圏以外で建てたい方は対応エリア外になる可能性が高い。全国対応の大手メーカーや、希望エリアに強い地域密着型工務店を検討する方が現実的です。
3.最高級の設備・デザインにこだわりたい人
昭和住宅はPanasonic・LIXIL・TOTO・タカラスタンダードなど国内大手メーカーの設備から選択できますが、輸入設備やオーダーメイドのキッチン、全館空調システムなど、大手高級メーカーが得意とする領域では選択肢が限られる場合があります。「設備やデザインに一切の妥協をしたくない」「海外の建材やインテリアを取り入れたい」という方は、デザイン性に特化した設計事務所や大手高級メーカーも比較対象に加えてください。
昭和住宅で注文住宅を建てる流れ
昭和住宅で注文住宅を建てる場合の一般的な流れを、時系列で整理します。SUGOIEの場合はフルオーダーのため全体で8〜12か月程度、RAKUIEの場合はセミオーダーのため6〜9か月程度が目安です。
STEP1:相談・見学
まずは展示場やモデルハウス「KATARIE」を見学し、昭和住宅の住宅性能やデザインを体感します。担当者に予算・希望エリア・家族構成・ライフスタイルを伝え、大まかな方向性を確認。この段階で複数の支店やモデルハウスを回り、担当者との相性を見極めることが重要です。
STEP2:資金計画・土地探し
FP相談や住宅ローンの事前審査を行い、無理のない資金計画を立てます。昭和住宅は不動産事業も展開しているため、土地探しから一緒にサポートしてもらえるケースも。自己資金と住宅ローンのバランス、毎月の返済額、将来の教育費や老後資金との兼ね合いを踏まえ、「建物にかけられる予算の上限」を明確にします。
STEP3:プラン作成・設計
SUGOIEの場合は設計士と何度も打ち合わせを重ね、間取り・外観・内装・設備を一つずつ決定していきます。RAKUIEの場合はプロが厳選した基本プランの中から選び、必要な部分だけカスタマイズ。この段階で仕様書と詳細見積書が確定するため、「あとから追加費用が発生するリスク」を最小化できます。
STEP4:契約・着工
プラン確定後に建築工事請負契約を締結し、着工に進みます。契約時には保証書の内容、支払いスケジュール、工期の目安を改めて確認。着工後は基礎工事→建方→屋根・外壁→内装→設備→外構の順に進み、工期はSUGOIEで4〜6か月程度が目安です。施工中は現場見学が可能な場合が多いため、定期的に足を運んで進捗を確認しましょう。
STEP5:完成検査・引き渡し
建物完成後、施主検査を行います。壁や床の仕上がり、建具の動作、設備の動作確認、外構の仕上がりなどをチェックリストを使って確認。不具合が見つかった場合は補修が完了してからの引き渡しとなります。引き渡し後は2年以内に3回の定期点検が実施されるため、小さな不具合もその際に相談できます。
昭和住宅の新築で使える補助金・税制優遇
昭和住宅のSUGOIEは長期優良住宅認定とZEH基準超の性能を備えているため、複数の補助金・税制優遇制度を活用できる可能性があります。2026年現在、利用可能な主な制度を整理します。
みらいエコ住宅2026事業
国土交通省が実施する新築住宅向けの補助金制度です。昭和住宅のSUGOIEは長期優良住宅の認定に対応しているため、条件を満たせば1戸あたり最大75万円の補助を受けられます。
| 住宅タイプ | 補助額 | 対象世帯 |
| GX志向型住宅 | 110万円/戸 | 全世帯 |
| 長期優良住宅 | 75万円/戸 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 |
| ZEH水準住宅 | 35万円/戸 | 子育て世帯・若者夫婦世帯 |
子育て世帯は2025年4月1日時点で18歳未満の子どもがいる世帯、若者夫婦世帯は夫婦のどちらかが39歳以下の世帯が対象です。古家の除却を伴う場合は長期優良住宅・ZEH水準住宅でそれぞれ20万円が加算されます。
申請期限は2026年12月31日まで。ただし予算上限に達した時点で終了するため、早めの申請が安全です。ZEH水準の新築注文住宅は2026年9月30日までと期限が短縮されているため注意してください。
住宅ローン控除の拡充
長期優良住宅やZEH水準住宅は、一般住宅より住宅ローン控除の借入限度額が高く設定されています。2026年現在、長期優良住宅の借入限度額は4,500万円で、子育て世帯・若者夫婦世帯は5,000万円に拡充。年末残高の0.7%が最長13年間にわたって所得税・住民税から控除されます。控除総額は最大で約409万円、子育て世帯なら最大約455万円に達するケースもあるため、資金計画に大きく影響する制度です。
固定資産税の減額特例
長期優良住宅は、新築後の固定資産税が一般住宅より長期間にわたって減額されます。一般住宅の減額期間が3年間なのに対し、長期優良住宅は5年間、マンションの場合は7年間に延長されます。年間の税額が10万〜15万円程度の住宅であれば、減額期間の延長分だけで20万〜30万円の差が生まれる計算です。
その他の税制優遇
長期優良住宅は登録免許税の軽減措置や不動産取得税の控除額拡大の対象にもなります。昭和住宅のSUGOIEは長期優良住宅の認定に標準対応しているため、これらの税制優遇を受けやすい設計になっている点は経済的なメリットとして見逃せません。
補助金・税制優遇は年度ごとに条件が変更される場合があります。最新の情報は国土交通省の公式サイトや担当の税理士、昭和住宅の担当者に確認してください。
昭和住宅に関するよくある質問にFP兼宅建士が回答

Q1.昭和住宅の坪単価はどのくらいですか?
A. 昭和住宅は公式に坪単価を公表していませんが、複数の口コミサイトの情報を総合すると、SUGOIEで坪単価80万〜100万円前後、RAKUIEはそれよりやや低い価格帯が目安とされています。ただし、延床面積・仕様・オプション・建築地の条件で大きく変動するため、正確な価格は見積もりで確認してください。坪単価だけでなく、付帯工事費・外構費・諸費用を含めた総額で比較することが重要です。
Q2.SUGOIEとRAKUIEはどちらを選ぶべきですか?
A. 断熱性能やデザインに妥協したくない方はSUGOIEが向いています。HEAT20 G2グレードの断熱性能と完全自由設計により、理想の住まいを細部まで実現可能。一方、打ち合わせ時間が限られている共働き世帯やコスト重視の方にはRAKUIEが合理的です。HEAT20 G1グレードでZEH基準はクリアしており、セミオーダー方式で効率的に家づくりを進められます。まずは両方のモデルハウスを見学して、実際の性能差やデザインの違いを体感した上で判断することを推奨します。
Q3.昭和住宅の保証は何年ですか?
A. 基本保証は20年で、有償メンテナンスを継続することで最長60年まで延長可能です。引き渡し後2年以内に3回の定期点検が実施されます。24時間365日対応のコールセンターも設置されているため、緊急時にも連絡が取れる体制が整っています。保証の対象範囲は構造躯体・雨水浸入防止・設備など項目ごとに期間が異なるため、契約前に保証書のサンプルを確認し、免責事項を把握しておくことを推奨します。
Q4.昭和住宅の耐震性能はどの程度ですか?
A. SUGOIEでは耐震等級3が標準仕様です。これは消防署や大病院と同等の耐震強度にあたります。木造軸組構造をベースに、桧集成材の土台、JAS基準の木材、高耐久ベタ基礎、キソパッキング工法を採用。国土交通大臣認定の制震装置Kダンパーを標準搭載しており、壁倍率3.3倍の耐力壁として機能します。耐震で建物の強度を確保し、制震で地震エネルギーを吸収する二重構造により、繰り返しの地震にも対応できる設計です。
Q5.昭和住宅の対応エリアはどこですか?
A. 主な施工エリアは兵庫県と大阪府です。加古川市・明石市・姫路市・高砂市・神戸市などが中心エリアで、大阪支店・岡山支店・福岡支店でもそれぞれの地域に対応しています。東京支店はアセット事業が中心のため、注文住宅の施工は関西圏がメインとなります。対応エリア外では施工やアフターサポートが受けられないため、建築予定地がエリア内かどうかは最初に確認してください。
Q6.施工期間はどのくらいかかりますか?
A. 注文住宅の施工期間は建物の規模や仕様によって異なりますが、着工から引き渡しまで4〜6か月程度が一般的な目安です。SUGOIEのフルオーダー型は打ち合わせ期間を含めると全体で8〜12か月程度、RAKUIEのセミオーダー型は6〜9か月程度の所要期間になります。仮住まいの費用や引越し時期にも影響するため、スケジュールは契約前に担当者と詳細を詰めておくことが重要です。
Q7.昭和住宅で使える補助金はありますか?
A. 2026年現在、みらいエコ住宅2026事業により、長期優良住宅の新築で最大75万円、ZEH水準住宅で最大35万円の補助金を受けられる可能性があります。子育て世帯・若者夫婦世帯が対象です。昭和住宅のSUGOIEは長期優良住宅の認定に対応しているため、条件を満たせば補助金の申請が可能です。住宅ローン控除の拡充や固定資産税の減額特例など、長期優良住宅に対する税制優遇も活用できます。補助金は予算上限に達し次第終了するため、早めに担当者へ相談してください。
Q8.昭和住宅は以前「昭和住宅株式会社」でしたが、社名が変わったのですか?
A. 2023年1月に昭和住宅株式会社からSHOWA GROUP株式会社に社名変更しています。分譲住宅・注文住宅に加え、マンション・リフォーム・投資不動産・土地活用など事業領域を拡大しており、グループとしての総合力を社名に反映した形です。住宅事業の内容や品質方針に大きな変更はなく、創業以来の施工実績と保証体制はそのまま引き継がれています。
まとめ
昭和住宅は1957年創業、戸建て累計29,000棟超の実績を持つ兵庫県の地域密着型ハウスメーカーです。2023年にSHOWA GROUPへ社名変更し、注文住宅・分譲住宅・マンション・リフォームなど幅広い住宅事業を展開しています。
注文住宅では、HEAT20 G2グレードの断熱性能・耐震等級3・制震装置Kダンパーを標準搭載した「SUGOIE」と、効率的な家づくりを可能にするセミオーダー型の「RAKUIE」の2ラインを展開。大手ハウスメーカー級の住宅性能を中堅クラスの価格帯で提供できるコストパフォーマンスが最大の強みです。
一方で、施工エリアが兵庫県・大阪府中心に限定されている点、担当者による対応差がある点はデメリットとして認識しておく必要があります。契約前に総額の把握・性能仕様の確認・担当者との相性チェックを行い、見積もりは複数社から取得して比較検討することが後悔しない家づくりの基本です。
昭和住宅を検討している方は、まずモデルハウス「KATARIE」の見学からスタートし、SUGOIEとRAKUIEの性能差を実際に体感してみてください。補助金やローン控除の条件確認も含め、具体的な資金計画を担当者と一緒に作り上げていくのが、満足度の高い家づくりへの第一歩になります。
- SUGOIEはHEAT20 G2・耐震等級3・Kダンパーが標準仕様の高性能注文住宅
- RAKUIEはセミオーダー型で共働き・子育て世帯に向いたコスパ重視の商品
- 20年保証を基本に最長60年延長可能、24時間コールセンター完備
- 施工エリアは兵庫県・大阪府が中心、加古川市で着工棟数No.1を7回受賞
- 長期優良住宅対応で補助金・税制優遇を活用可能

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